各国の呼出符号は国際呼出符字列分配表で決められています

正しい時刻を表示し、自動的に修正する機能を備えた電波時計を利用するためには、長波標準電波が受信できる場所に電波時計がある必要があります。日本では、独立行政法人情報通信研究機構の標準周波数局JJYから発車される長波標準電波に含まれるタイムレコードを受信します。

電波時計は、常に時刻合わせを行っているわけではありません。腕時計タイプのものは電池の消耗を防ぐために1日に1度、掛け時計タイプは1時間に1度、パソコンの時刻修正用の電波時計は1分ごとというように、用途により異なります。世界には長波標準周波数局が10数局あり、以下はその一部です。

国名 呼出符号 周波数 出力 アンテナ
アメリカ(コロラド) WWVB 60kHz 50kW T型
イギリス MSF 60kHz 25kW 無指向型
ロシア(イルクーツク) RTZ 50kHz 10kW 無指向型
ロシア(モスクワ) RBU 66.66kHz 10kW 無指向型
ロシア(ハバロフスク) RAB99 25kHz 300kW 無指向型
ドイツ DCF77 77.5kHz 50kW 無指向型
スイス HBG 75kHz 20kW 無指向型
日本 JJY 40kHz 50kW 傘型
日本 JJY 60kHz 50kW 傘型

呼出符号は国際呼出符字列分配表で決められているため、勝手に決めることはできません。例えば、アメリカはKAA-KZZ、WAA-WZZなど、中国はBAA-BZZなどで、日本にはJAA-JSZ、7JA-7NZ、8JA-8NZが割り当てられています。

なお、電波時計の時刻自動修正を行うためのタイムコードは世界共通ではないので、国内用の時計は、海外では使用できません。