
小林製薬のサラシア100、富士フイルムのメタバリア。共に大手メーカーの血糖値対策サプリメントで、ドラッグストアでも必ずと言って良い程見かけます。この二つ、どう違うのか、使ってみた結果を含めて比較してみました。
サラシア100成分表
サラシア100は小林製薬と近畿大学が共同開発した特定保健用食品で、関与成分のネオコタラノールの働きで、食後血糖値の上昇を抑えます。
成分表は以下の通りです。
熱量 | 3.6kcal |
---|---|
たんぱく質 | 0.0093g |
脂質 | 0.0048g |
炭水化物 | 0.88g |
食塩相当量 | 0.0003~0.012g |
関与成分 | ネオコタラノール663μg |
価格(1日当たり) | 151.2円 |
機能 | 血糖値の上昇を緩やかにする |
メタバリアEX成分表
メタバリアには幾つか種類がありますが、検証したのはメタバリアEX。富士フイルムが開発した機能性表示食品で、日本で初めて3つの機能が認められたサプリメントです。
成分表示は以下の通り
エネルギー | 2.3kcall |
---|---|
たんぱく質 | 0.02g |
炭水化物 | 1.32g(糖質0.20g 食物繊維1.12g) |
食塩相当量 | 0~0.03g |
クロム | 20μg |
関与成分 | サラシノール、難消化性デキストリン(食物繊維)、エピガロカテキンガレット、モノグルコシルルチン |
価格(1日当たり) | 164.5円 |
機能 | 糖の吸収を抑える、腸内環境を整える、お腹の脂肪・体重を減らす |
成分比較
では、2つを比較してみましょう。
サラシア100 | メタバリアEX | |
---|---|---|
エネルギー | 3.6kcal | 2.3kcall |
たんぱく質 | 0.0093g | 0.02g |
炭水化物 | 0.88g | 1.32g(糖質0.20g 食物繊維1.12g) |
食塩相当量 | 0.0003~0.012g | 0~0.03g |
クロム | 記載なし | 20μg |
関与成分 | ネオコタラノール | サラシノール、難消化性デキストリン(食物繊維)、エピガロカテキンガレット、モノグルコシルルチン |
価格(1日当たり) | 151.2円 | 164.5円 |
機能 | 血糖値の上昇を緩やかにする | 糖の吸収を抑える、腸内環境を整える、お腹の脂肪・体重を減らす |
サラシア100は特定保健用食品、メタバリアEXは機能性表示食品なので、一概に比較は出来ませんが、関与成分に大きな差があります。
ネオコタラノールとサラシノールは、共にサラシアと言う植物由来の成分で、糖分の吸収を阻害する働きがあるとされます。
難消化性デキストリンは水溶性食物繊維の一種で、血糖値の上昇を緩やかにする効果があるとされ、賢者の食卓等これを主成分とした製品もあります。
エピガロカテキンガレットはカテキンの一種で、血糖値を初め様々な健康効果が期待される成分です。
モノグルコシルルチンについては、詳しいことが判りませんでした。
効果比較
最後に、実際に使って血糖値を測定した結果の比較です。
縦軸は血糖値(mg/dL)
青=サプリメント無し
黄色=サラシア100
赤=メタバリアEX
詳しい測定結果については
>>サラシア100を飲んで、血糖値を測定しての評価と口コミ
グラフを見る限り、実際の効果には殆ど差がありません。
まとめ
・サラシア100とメタバリアEXには機能関与成分に違いがある。
・管理人が検証した範囲では、効果には殆ど差が無い。
・1日当たりの価格はメタバリアがやや高い
ちなみに、当サイトの管理人が7つの血糖値対策サプリを検証した結果を基にした血糖値 サプリメント ランキングでは、メタバリアEXが56位、サラシア100は4位になっています。